作成のポイント(財産一覧表)

家族愛の伝道師(行政書士 伊藤芳典)

2010年05月14日 11:50

以前の記事「遺言書作成までの流れ」にありますように、遺言書を作成するための最初の
ステップは財産の確認です。ご自身の財産の全てを把握しているご家族がいる方は
それほど多くないのではないでしょうか?
残された家族は、相続時に全ての財産の調査をします。そんな時に役立つのが
”財産一覧表”です。

財産一覧表といってもフリーフォーマットでかまいません。
ご自身の財産が一覧表となっていればいいのです。

まずは、メモ程度でいいので、思いつくままに書き出してみてはいかがでしょうか?

記載する財産の内容の一例は「続きを読む」をごらんください。
記載する財産の内容の一例として、

・預貯金
 現金、預金
・金融財産
 株式、国債、手形、小切手、商品券
・不動産
 土地、建物
・権利
 賃借権、特許権、ゴルフ会員権、生命保険、電話加入権、死亡退職金
・動産
 貴金属、自動車、バイク、パソコン、絵画、家財道具、収集しているグッズ
・その他
 ソフトウェア、パソコンデータ
・マイナスの財産
 借金、ローン返済、連帯債務


その他、思いつくものは何でも記入しておきましょう。

それぞれの財産は、名義、銘柄、支店名、口座番号、番地、地目、面積、種類、
数量など出来る限り詳細に記載して、誰から見てもそのものが特定できるように
しておきましょう。


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